昭和三色と大正三色の違い 見分け方のポイントを解説

錦鯉を見分けるにあたり混乱しらすいのが昭和三色と大正三色の見分け方です。

違う模様というのはわかるもののどちらがどちらかというのは慣れないと難しいものです。

今回は昭和三色と大正三色を簡単に見分ける方法を解説します。

そもそも錦鯉の昭和三色と大正三色ってなに?

錦鯉には様々な種類の模様がいますが、錦鯉の中でも昭和三色、大正三色は非常に人気の模様です。

昭和三色、大正三色に紅白という模様の錦鯉を加えた3種類を錦鯉の御三家と呼ぶほどメジャーな模様です。

昭和三色も大正三色も基本の模様の構成は白地に紅と墨(黒)がのった模様になっています。

違いとしては、以下などで見分けるとわかりやすいです。

なお、昭和三色と大正三色についての詳しい内容については以下に詳細を記載していますので、あわせて読んでみてください。

昭和三色と大正三色の一番の違いは錦鯉の頭を確認する

昭和三色と大正三色の一番の違いは錦鯉の頭の部分を確認することです。

大正三色は頭の部分にほとんど墨(黒)が入りません。

頭の部分に墨(黒)が入って入れも墨汁でたらしたように点々が少し入る程度です。

上の画像は大正三色です。

一方、昭和三色は頭の部分に墨(黒)が入ります。

上の画像は昭和三色です。

この違いを覚えておけばほとんどの錦鯉で判断がつくと思います。

なお、当歳など生まれたばかりの稚魚の錦鯉の場合、大正三色でも頭部分に墨(黒)があったり、逆に昭和三色でも頭部分に墨(黒)が入らない稚魚がいます。

錦鯉が成長するにつれほとんどの大正三色、昭和三色の特徴がでるので安心して大丈夫です。

昭和三色と大正三色の違いは墨(黒)部分の量と形で見分ける

見た目のイメージとして昭和三色は男性的で荒々しい、大正三色は品があり中性的、と思われる方も多いかもしれません。

これは墨(黒)部分の量や形の違いから同じ錦鯉でも違うイメージを持つのだと思います。

昭和三色の場合、墨(黒)部分が面や線状に入り、おなか部分まで墨(黒)が入ります。

墨(黒)の部分の面積は大正三色と比較すると非常に大きく、錦鯉の個体によりますが、白、紅、墨(黒)がそれぞれ1対1対1程度の個体が多いと思います。

上の画像は昭和三色です。

一方、大正三色の場合、墨(黒)部分が少なく、点々としています。

墨模様が点在していることで優雅さを感じるのが大正三色です。

上の画像は大正三色です。

この墨(黒)の量や形の違いを覚えることで昭和三色と大正三色と違いを確認することができます。

考え方としては、錦鯉の白写りと白べっ甲から考える

上記の頭部分の墨(黒)と墨(黒)の量や形を把握することでほとんどの昭和三色と大正三色の違いを判断できるとは思います。

また、考え方としては、錦鯉の模様のうち白写りと白べっ甲から判断するという考え方もあります。

白写りの模様に紅をを加えたものが昭和三色、白べっ甲の模様に紅を加えたものが大正三色です。

上の画像は白べっ甲です。

上の画像は白写りです。

考え方として覚えておくと役にたつと思います。

白べっ甲と白写りについては以下に詳しい記事を記載しているのであわせて読んでみてくださいね。

昭和三色と大正三色の違い 見分け方のポイントを解説のまとめ

錦鯉の中でも昭和三色、大正三色は人気の錦鯉です。

紅白を加え錦鯉の御三家と呼ばれるほどです。

昭和三色と大正三色の違いは頭を見て、頭部分に墨(黒)が入っていれば昭和三色、なければ大正三色です。

また、墨(黒)部分が大きく面状に入っていれば昭和三色、ぽつぽつと点在しているようであれば大正三色です。

考え方としては、白写りに紅が入れば昭和三色、白べっ甲に紅が入れば大正三色と覚えておくとよいでしょう。

これらポイントをおさえれば昭和三色と大正三色の違いは把握できるのでぜひ試してみてくださいね。

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