自宅の池を設置し錦鯉を飼いたければプラ池がおすすめ 設置方法や必要な器具を紹介

錦鯉を池で飼うというのは非常に優雅で高貴な感じがしますよね。

一般の家庭では錦鯉を池で飼うというのは難しいと思われるかもしれません。

しかし、大掛かりな設備がなくとも一畳程度の広さがあれば錦鯉用の池を作ることができます。

水槽で飼わなくとも池で錦鯉を飼うことが夢という方に向けて小さな池で錦鯉を飼う方法を紹介します。

なお、水槽で錦鯉を飼いたい場合「水槽で錦鯉を飼う方法」を参照してみてくださいね!

 

錦鯉用の池はプラ池があればつくることができる。

錦鯉用の池を用意するのにあたり大規模な工事が必要だと思われるかもしれません。

予算をかけて大規模に工事をしても池をつくることはできますが、もっと簡単にお試しでも池を作りたいという方にはプラ池というものがあります。

プラ池はプラスチック池の略で「ひょうたん池」「庭池」「成型池」などともよばれています。

このプラ池であれば一般的な住宅の庭でも池を作ることができます。

また、池の種類によっては「FRP池」や「トロ舟」などとよばれたりもします。

 

プラ池で錦鯉用の池の作り方

プラ池で錦鯉用の池を作るのは非常に簡単です。

大規模な工事は必要なく、手作業の作業も可能です。

事前に確認することとしては、プラ池を埋める箇所に水道管・ガス管がないことだけ確認する必要はあります。

ないことを確認したらプラ池部分の大きさより一回り大きく穴を掘ります。

掘り終わったら地盤を固めるために底に砂利を引き詰めプラ池を置きまわりを埋めます。

これだけで作業は完了です。

穴を掘るのが重労働ですが、小さ目のプラ池であれば1時間くらいで作業ができます。

 

プラ池を設置する場所について

錦鯉を庭で優雅に眺めたいと思い庭の中心部などに設置すると後々後悔することがあります。

池というのは庭にとってあくまで庭全体を引き立たせるパーツでありメインは池ではありません。

そのため、ある程度今までの庭内の動線をじゃましない謙虚な場所に設置することをおすすめします。

また、ポイントとしては、上記していますが、下に水道管やガス管が通っていないことを自宅の設計図で確認してから掘り起こすことが大切です。

また、ろ過機を池の近くに置く場合ろ過機の電源を確保することも忘れないようにしましょう。

 

プラ池を工事が大変なら埋めないという方法もあり

プラ池で錦鯉を池で飼いたいと考えているが「建築上、穴を掘るのが難しい」、「穴を掘るのがめんどくさい」という方もいると思います。

最近では、うめずに水槽のように利用するプラ池も最近では多数発売されています。

庭や玄関口にそのまま置いてしまえば完了です。

プラ池自体は軽いのですがそこの水を入れてしまえば重く動かなくなります。

埋めずに錦鯉を飼い始め途中から埋めるというのも方法です。

その場合プラ池の移動は水が入っている分非常に重いので移動が一苦労になりそうなので錦鯉を一時退避させる水槽や大き目のバケツなどを準備しておきましょう。

 

プラ池で錦鯉を飼うためにはろ過機も必須

プラ池で錦鯉を飼うためにはろ過機も必要です。

池の水を循環させることで錦鯉に酸素を与え、汚れをろ過し水質を保ちます。

ろ過機は1万円前後から数十万円のものまでありますが、ポリ池で錦鯉を飼うのであれば家庭用の1万円前後から数万円程度のろ過機で問題ありません。

ろ過機を選ぶポイントとしては、メンテナンスと初期設置の簡単さです。

また、池の水量とろ過機の対応水量がマッチしているかも必ず確認するようにしてください。

錦鯉は比較的汚れに強い魚ですが、汚しやすい魚でもあります。

ろ過機の能力が低いと水質低下の原因となり錦鯉の病気や死亡の原因になってしまうこともあります。

また、水質の低下はアンモニアなどを発生させ病気の原因になるだけではなく異臭の原因にもなりせっかくの庭池をだめにしてしまいます。

おすすめとしては池の水量よりひとまわり大きい許容水量をもったろ過機を購入することがおすすめです。

 

ろ過機を設置したらまずは錦鯉が住むための水づくり

ろ過機が問題なく動いたら完成というわけではありません。

水を錦鯉が住みやすい環境に最適化させます。

具体的にはそのまま2~3日放置します。

そうすることで水道水の塩素が抜け錦鯉が住みやすい環境になります。

また、いっしょに市販されているバクテリア剤を入れより錦鯉に最適な環境をつくりましょう。

 

ポリ池で錦鯉を飼うときのポイント

ポリ池の準備とろ過機の準備ができればあとは池に鯉を放つだけです。

池で錦鯉を飼うときのポイントとしては、以下4点に注意しましょう。

 

錦鯉を池に放つときには水温をあわせてから

錦鯉を買ってきたらすぐに池に放したくなる気持ちはわかります。

しかし、その気持ちをぐっとこらえまずは池の水温と錦鯉が入っている水の水温をあわせましょう。

急に温度差がある水に錦鯉を移してしまうと温度差で体調を崩しやすくなります。

そのためビニール袋に酸素と水と錦鯉が入った状態であれば数時間池に浮かべてから放してください。

ビニール袋に入りっぱなしはそれはそれで錦鯉に負荷がかかっている状態なので、2,3時間から半日程度で放すようにしましょう。

もし何かしら事情で2~3日以上ビニール袋を開けることができないのであれば負荷はかかりますが、水温をあわせることなくそのまま錦鯉を放したほうがよいかもしれません。

また、錦鯉を池に放つときにはできる限りビニール袋の水は池にいれないようにしましょう。

水の中に錦鯉が嫌う病原菌などが含まれている場合、水を池に入れてしまうことで池全体に菌が広がってしまう可能性があるためです。

なお、池に放流するときの温度目安としては以下です。
5度以上温度に差があると体調不良になることもあります。

温度
1月 10度前後
2月 10度前後
3月 10度前後
4月 13度~18度
5月 17度~23度
6月 22度~26度
7月 28度~32度
8月 28度~32度
9月 27度~30度
10月 20度~27度
11月 16度~20度
12月 10度~16度

池に定期的に水を足す

池の水は蒸発していくものです。

そのため、定期的に池の水を足していく必要があります。

理想としてはポンプ循環の中で水道を引き不足分を常に少しずつ足していくのが利用ですが、環境もない方もいると思います。

そのような池の環境の場合、週1回または2週間に1回程度不足している水分だけ水道水を足すようにしましょう。

また、水道水はカルキ抜きなどが必要だと思われがちですが、少量の追加であればカルキ抜きをせずとも問題ありません。

目安としては、8分の1から10分の1程度であればそのままダイレクトに水道水を水に入れて問題ないです。

また、季節により水量の減り具合は変わるので減っていれば上記期間よりもこまめに池の水を足すようにしてください。

 

池の落ち葉やごみを取り除く

錦鯉を池で飼っていると意外に手間なのは落ち葉です。

落ち葉が池に入ってしまうとそのままろ過機に移動し、ろ過機をつまらせてしまうことがあります。

そのため、ろ過機で水を救い上げる手前の部分に大き目の網を取り付け落ち葉やごみが入らないようにしておきましょう。

 

池にネットを広げ外敵対策

ぬくぬくと池で生きていそうな錦鯉ですが外敵がいます。

外敵は鳥です。

地域によると思いますが、大き目の鳥が錦鯉を捕獲してしまうことがあります。

朝起きたら錦鯉が池からいなくなっていたということもありあす。

そのため、外敵がいそうな地域では粗目でもよいのでネットや金網を池に多い外敵から身を守るようにしましょう。

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