錦鯉の平均寿命は? 最長寿命の花子や水槽飼育した場合の平均寿命など
錦鯉は日本だけではなく海外でも人気になっている魚ですが、最近では池ではなく水槽で錦鯉を飼う方も非常に増えてきています。
錦鯉は長い寿命の魚なので、飼い始めるときには一生涯付き合う意志が必要です。
今回は錦鯉の寿命について池で飼う場合や水槽飼育の場合など解説したいと思います。
錦鯉の平均寿命はどのくらい?
錦鯉の正確な平均寿命というのは統計がありません。
しかし、平均するとおおよそ50年くらいは生きると思います。
ただし、環境により錦鯉の寿命が左右されやすいので、注意が必要です。
普通の環境の池であれば30年から50年程度は生きるようです。
コイヘルペスなどの病気になるとすぐに死んでしまうこともあるため、良好な環境で飼うと数十年生きることは当然だと思って飼育をしましょう。
錦鯉を水槽飼育した場合の寿命は?
錦鯉は水槽で飼う場合でも10年以上は生きる魚です。
錦鯉は住む環境により成長しきる大きさが変わる魚です。
そのため、稚魚の錦鯉を購入してきて小さな水槽で飼うと水槽のサイズにあわせて大きくなります。
成長ができない分寿命が短いといわれており、水槽飼育の錦鯉よりも池で悠々泳いで育った錦鯉のほうが長生きと言われています。
しかし、水槽で飼育した錦鯉でも普通の環境で特に病気もなければ10年以上は生きます。
錦鯉の稚魚から飼育したいという方は「錦鯉の稚魚の購入方法や飼育方法」の記事を読んでいただければ錦鯉の稚魚の飼い方を詳しく解説しています。
鯉は最長で何歳くらいまで生きるの?
錦鯉は平均で50年くらい生きる魚ですが、最長で何年程度生きるかは気になりますよね。
鯉の最長の寿命はなんと、226歳も生きています。
名前は花子という名前です。
岐阜県東白川村の鯉で、花子は昭和52年7月17日に死んでしまっていますが226歳という記録を持っています。
なお、錦鯉の寿命を計測する方法は年齢形質と呼ばれる鱗や耳石、脊椎骨から判断します。
これは部位は暖かくなると成長し、寒くなると成長しなくなるため、木々のようにリング状になっており、これをカウントすることで年齢を計測することができます。
花子に関しても推定寿命が226歳というのは年齢形質から判断しており、花子が最長年齢で死んでしまったのは昭和52年ですが、ギネス認定されたのは昭和58年のことです。
錦鯉は何歳くらいで大人になるの?
錦鯉は4歳、5歳になると大人の扱いになります。
錦鯉は4歳、5歳になると卵を産むことができるようになります。
そのため、4歳、5歳程度の錦鯉であれば成魚の扱いになります。
錦鯉の年齢でいう赤ちゃんは?
錦鯉の平均寿命や最長の寿命、大人になるタイミングはわかりましたが錦鯉をせっかく飼うのであれば赤ちゃんの錦鯉から飼い始め大きく自分好みに育てたいものです。
錦鯉の生まれて1年たっていない赤ちゃん錦鯉の年齢を「当歳(とうさい)」といいます。
当歳の錦鯉は弱く、基本的には養鯉場で飼育されています。
通販などで販売されている安い錦鯉は2歳以上の錦鯉がほとんどです。
なかなか当歳の錦鯉をみかけることは少ないかもしれませんが、ぜひ出会ったらチェックしてみてください。
錦鯉以外の魚の平均寿命は
錦鯉以外の魚の平均寿命と比べることで錦鯉がいかに長生きかということがわかると思います。
例えば水槽飼育で人気のあるベタの場合、平均寿命は4年程度です。
イワシやアジの平均寿命は5年程度、マグロの平均寿命は10年程度です。
そう考えるとやはり錦鯉の平均寿命の30年から50年というのは非常に長生きですね。
なお、錦鯉に似ている金魚の寿命はしっかりとした環境で育てれば10歳程度は生きます。
縁日などでとれて飼い始める金魚は早く死んでしまうイメージもありますが、よい環境で育てれば平均寿命は延びることがわかります。
錦鯉の平均寿命は? 最長寿命の花子や水槽飼育した場合の平均寿命などのまとめ
錦鯉の平均寿命は30年から50年程度は生きます。
水槽で飼うと小さく育つ分、育ちが悪く寿命は短くなる傾向があります。
しかしながら、水槽でも10年以上生きる錦鯉が多く水槽飼育でも長い付き合いになります。
日本で鯉の最長寿命は226歳の花子という鯉が最長記録です。
4歳、5歳になると錦鯉は大人になり卵を産むことができるようになります。
通販などの市場に出回っている安い小さい錦鯉は2歳前後のことが多いのですが、池や水槽で飼う分には10年以上寿命が残っているので愛情込めて育ててあげてくださいね。