錦鯉の稚魚の購入方法や飼育方法
錦鯉を飼う魅力の一つに小さな稚魚から飼い始め、自分で大きくするというのも楽しみ方の一つですね。
稚魚の飼育にはポイントがあり正しい知識が必要です。
今回は錦鯉の稚魚の飼い方から安い通販サイトの紹介まで詳しく解説したいと思います。
錦鯉の稚魚とは
錦鯉の稚魚とは簡単にいうと錦鯉の子供です。
大きさとしては、3cm~10cm前後くらいまでを稚魚と呼び、春ごろ生まれ夏ごろ出荷される小さな錦鯉です。
錦鯉は春先に産卵し、数日で孵化します。
通常は産卵から孵化まで1週間はかかりません。
生まれたての赤ちゃんの錦鯉を毛仔と呼びます。
「毛仔」は「けご」と呼びます。
生まれたての毛仔は1cmに満たない大きさでミジンコなどを食べて大きくなります。
1か月から2か月程度で稚魚と呼ばれる大きさになります。
産卵の流れについては「錦鯉の養殖について 養鯉場は儲かるのか年収から鯉養殖の求人など」に情報を掲載しているのでぜひ読んでみてください。
錦鯉の稚魚の購入方法
錦鯉の生まれたばかりの当歳の小さな時期と稚魚といいます。
池ではなく小さい水槽などでも錦鯉は飼うことができ、稚魚から錦鯉を購入するのも飼育のおもしろみです。
錦鯉の稚魚を購入するにあたりポイントをまとめました。
錦鯉の稚魚どこで購入できる
錦鯉の稚魚は通販で購入することができます。
養鯉場のサイトで購入できたり、楽天市場のようなサイトでも販売しています。
また、ホームセンターやペットショップ、アクアショップなどでも販売されています。
注意すべきポイントは直接養鯉場から購入する場合、まとめて同じ模様の錦鯉を数十匹単位で購入するということになります。
大きな池で飼うのであればいいのですが、自宅の水槽で錦鯉を飼いたいということであれば数匹から買えるネット通販やペットショップなどで購入したほうが無難です。
通販で錦鯉を購入するときのポイントについては「通販で錦鯉を購入する時のポイント」に掲載されているのであわせて読んでみてください。
いつ頃錦鯉の稚魚は購入できる
錦鯉の稚魚は夏ごろが一番販売されています。
インターネットで販売されていたり、ホームセンターやペットショップでも販売がされています。
一般的には7月から9月10月ころの暑い時期になると錦鯉の稚魚が流通されると考えてください。
中には生まれたての毛仔も販売している店舗もありますが、錦鯉の毛仔は非常に弱いため水槽で飼う場合、稚魚から飼育することをおすすめします。
また、7月の稚魚と10月の稚魚では大きさがかなり違います。
錦鯉の稚魚は値段はいくら
稚魚の値段は様々ですが、1匹数百円程度で購入することができます。
養鯉場などであれば直接交渉することで価格は抑えられると思いますが、ネット通販の場合、匹数が少なければ割高で販売されています。
夏ごろネット通販で探してみて1匹あたりの相場感や大きさを確認してみるのがよいでしょう。
錦鯉の稚魚を購入するときに気を付けるポイント
錦鯉の稚魚を購入するときに気を付けるポイントがいくつかあります。
例えば上にも記載していますが、同じ錦鯉の稚魚でも7月ころに購入する稚魚と10月ころに購入する稚魚では大きさが全く異なります。
7月ころに購入する錦鯉の稚魚は3cm程度の大きさですが、秋深くなる10月ころになると10cm前後まで大きくなっています。
そのため、稚魚の値段単価も上がるため、安く錦鯉の稚魚が欲しければ7月ころから確認し、発売されたら早めに購入するようにしましょう。
また、注意したいことは錦鯉をホームセンターなどで購入する場合、小さくても稚魚ではない可能性もあります。
錦鯉は不思議な魚で池や水槽の環境に応じて身体を大きくする魚です。
そのため、ホームセンターなどで大量の小さな錦鯉が一つの水槽に狭そうに販売されている場合、ある程度年齢を重ねている錦鯉の可能性もあります。
これはぱっと見では判断つかないため、販売している店員さんに確認してみてください。
錦鯉の稚魚の育て方
いざ錦鯉の稚魚を飼い始めるときに飼育のポイントがいくつかあります。
ぜひ参考に一読してから飼い始めてください。
錦鯉の稚魚は弱いのでしっかりと心構え準備が必要
錦鯉の稚魚は大人の錦鯉と比較するとまだまだ子供で弱いです。
錦鯉は比較的魚のなかでも強い魚だといわれています。
しかしながら、一度に数百匹の毛仔が孵化し稚魚になる錦鯉は10%~20%程度だと思います。
選別された錦鯉であってもまだまだ弱いのでしっかりと準備と心構えをして錦鯉を迎えてあげましょう。
錦鯉の稚魚が自宅に届いてもすぐ水槽や池にいれない
通販などで購入した錦鯉の稚魚が届いたら早速池や水槽に放ちたいという気持ちになります。
しかし、そこはしっかりと我慢しまずは環境をつくりましょう。
具体的には水槽で飼う場合、届いた錦鯉の水の水温と水槽の水温と同じにしましょう。
袋詰めにされていると思うので水槽に袋を浮かばせ水温を統一させます。
また、水槽内の環境も整えましょう。
事前にバクテリアを水槽内に繁殖させ環境を作ります。
また、気を付けるべき点としては、すでに水槽で錦鯉を飼っている場合、大きさがあまりに違う場合は一緒にかうことは避けましょう。
食べられてしまうこともあり共食いすることもあります。
すでに水槽で飼っている錦鯉も体調を崩しやすくなるので注意が必要です。
また、水槽に錦鯉の稚魚を入れたらまずは薬浴をさせ慣れされましょう。
塩水で錦鯉についている病原菌を殺す方法も有効です。
具体的には60センチの規格水槽であれば60リットル程度の水がはいるので、150~200グラム程度の塩を入れます。(初めてだと結構多く感じます)
1週間から2週間くらいかけて徐々に水を入れ替えていくことで薬浴の一種になります。
塩水で病原菌を殺す方法を塩浴という方法です。
塩浴については「錦鯉の塩浴 水槽で塩濃度表や計算方法、期間などを解説」に詳しい方法を掲載しています。
錦鯉の稚魚の餌の与え方のポイント
錦鯉の稚魚は水槽や池に入れてからもすぐには餌を与えないようにしましょう。
最初は何より環境になれさせることが大切です。
数日経過し、水が濁っていたり、異臭がしないようであれば初めて餌を与えます。
えさの種類については、稚魚の大きさや環境によって様々です。
購入元からおすすめを聞くのが一番よいかと思いますが、小さい場合は市販の錦鯉の餌ではなく冷凍ミジンコの場合もあります。
気を付けるポイントとしては、食べなければ餌を掃除し片付け餌の与えすぎには注意することです。
少し少ないだろうと思う程度でちょうどいいのです。
錦鯉の稚魚は稚魚ならではの病気もある
錦鯉の稚魚ならではの病気もあります。
代表的な稚魚の病気としてはねむり病という病気です。
ねむり病については「錦鯉の用語」に詳しいねむり病の記載があるのでそちらを確認してみてくだい。
それ以外にも浮腫症なども病気もありますが薬浴させることで解決することができます。
錦鯉の稚魚の購入方法や飼育方法のまとめ
錦鯉の稚魚は生まれて数か月の3cm~10cm程度の錦鯉の子供のことです。
夏から秋にかけてネット通販やホームセンターで販売されています。
養鯉場で購入するとロット数が大きくなりますが、価格は安くなります。
一般的な池や水槽で飼うのであれば数匹程度をまとめて通販などで購入することがおすすめです。
購入するときのポイントは季節により錦鯉の稚魚の価格が変わり大きさも変わります。
秋のほうが大きくなり値段が高くなる傾向にあります。
育て方としては、錦鯉の稚魚を向かい入れる準備をしっかりとしましょう。
大人の錦鯉を購入するときと同じように水づくりや水温あわせをしっかりと行ってから錦鯉の稚魚を放流しましょう。
餌や病気に関しても気を付けるポイントが多数あるので上記を確認してください。
これらポイントをおさえれば錦鯉の稚魚をしっかりと水槽などで飼うことできると思います。
ぜひチャレンジしてみてくださいね!


