錦鯉の飼育のコツと方法 強い魚なので環境があれば初心者も飼育しやすい魚

錦鯉を初めて飼う場合、飼育方法が不安ですよね。

錦鯉は環境の変化や雑な飼い方でも比較的強く育つ、初心者向けの魚です。

今回は初めて錦鯉を飼う方へのコツや注意点をまとめました。

錦鯉は比較的強い魚 雑な飼育でもしっかり育つ

錦鯉は魚の中でも強く比較的飼育しやすい魚です。

やや濁った水でも問題なく飼育ができ水槽でも池でも育てることが可能です。

環境に左右されず、飼育した方の都合に応じて育ち、池や水槽の大きさに応じて成長も止まる不思議な魚です。

そのため、初めて魚を飼育する方にピッタリな魚だといえます。

池でも水槽でも共通して錦鯉を飼育するコツ

錦鯉を飼育するコツとしては特にありません(笑)

ということはありませんが、上記もしているようにある程度雑な飼育でもしっかりと強く育ってくれます。

餌を定期的に与え、水をあまりに汚くしなければ元気に錦鯉を飼うことができるのです。

池やお城のお堀などどこでも見かけることができ、野外でもかなり大きく強く育っているのがわかると思います。

ただし、錦鯉を育てて品評会で賞を取ろうという方にはしっかりとした飼育方法があり色揚げという錦鯉の模様を濃くするコツなどがあります。

元気に錦鯉を飼育させ鑑賞するのであれば、錦鯉を一部のパーツを考え、野外の池や庭全体を最適化させたり、水槽をインテリアと考え部屋全体をおしゃれにすることでよりご自身の満足を得られると思います。

錦鯉の餌について

錦鯉の餌についてもざっくりで問題がありません。

飼育するだけであれば、5分から10分で食べ終わる量を1日1回上げていれば元気に飼育できます。

また、現代人の忙しい方は餌を与え忘れるということもあると思います。

餌を与えなくてもすぐに錦鯉は死ぬことはなく数日であれば全く問題ありません。

安心して飼育できる魚なのです。

餌の与え方については、「錦鯉の餌の種類と与え方のポイント」に詳しい情報を掲載しています。

錦鯉を飼育する場合準備すること

錦鯉を飼育するだけならコツはいらないと上記しましたが、室外の池と室内の水槽では飼育のポイントが異なるところもあります。

あまり気にする必要はありませんが、注意することでより充実した錦鯉ライフを送れると思います。

室内で錦鯉を飼育する場合

室内で錦鯉を飼育する場合、極端なところで容器は何でも大丈夫ですが、水槽で飼う方がほとんどだと思います。

水槽で錦鯉を飼育する場合、インテリアの一部としてなるべく美しい環境を用意してあげましょう。

錦鯉の水槽内での匹数に注意する

水槽で錦鯉を飼育する場合に注意することは飼育数をある程度コントロールしたほうがよいです。

あまりに多い匹数を一つの水槽で飼育してしまうと酸素不足で錦鯉に負担をかけてしまいます。

具体的には以下程度であれば十分に育てることができます。

水槽の大きさ匹数の目安
30cm1匹から3匹
60cm3匹から7匹
90cm4匹から8匹
120cm6匹から12匹

匹数に幅があるのは錦鯉の大きさにもよるためです。

ホームセンターに売っているような5cmから10cm程度の小さめの錦鯉であれば上限数飼育しても問題ないです。

錦鯉を室内で飼育するときの匹数については「水槽で錦鯉を飼うときにおすすめの匹数と大きさ別のおすすめの水槽」により詳しく掲載しています。

水槽の側面を常にきれいにしてあげる

錦鯉を室内の水槽で飼育する場合、掃除が大変だと思います。

水槽で魚を飼育すると藻やコケが発生し、水槽が汚く見えてしまいます。

錦鯉自体はある程度の汚さであれば育てることができるので、水槽の側面が藻やコケで見えにくくなってしまっても飼育上はあまり問題がありません。

しかしながら、水槽で錦鯉を飼育される方はペットの感覚と同じ程度部屋を充実させるインテリア感覚で飼育する方が多いです。

そのため、側面だけでもきれいさを保つことが上手な錦鯉飼育のコツです。

水が濁ってしまう場合は「錦鯉の水槽の水が白くまたは緑色に濁る場合の原因と対策」の記事を参考にしてみてください。

夏場の水温には注意

錦鯉は暑さ寒さにも比較的強い魚です。

しかしながら、水の流れが弱い室内の水槽で飼育する場合、夏場エアコンをつけず水槽を放置すると想像以上に気温水温が上がる場合があります。

その場合、錦鯉に負荷がかかり体調を壊す場合があります。

夏場、直射日光が水槽にあたり水温が上がりすぎると高温により錦鯉が死んでしまう可能性もあるので、水温の高さだけには夏場注意しましょう。

なお、室内の場合、水温の寒さであれば一般的な住宅であれば全く気にすることはないと思います。

野外で錦鯉を飼育する場合

野外で錦鯉を飼育する場合、室内とは異なる注意点があります。

とはいえ錦鯉は強い魚なので様々な池や堀で見かける錦鯉のように元気に育てることが可能です。

野外で錦鯉を飼育する場合、外敵に注意

錦鯉を野外で飼育する場合、大きな鳥など外敵に注意です。

大きめな鷲や鷹などは悠々泳ぐ錦鯉のような魚を狙うことがあります。

そのため、池にネットを張るなどして外敵から錦鯉を守ったほうが無難です。

錦鯉は極端でなければ寒さには強いので大丈夫

錦鯉は雑に飼育できる魚といいましたが寒さには強い魚です。

四季をしっかりと過ごす錦鯉は寒くなると冬眠状態になります。

冬眠しているときに餌はほとんど上げる必要はなく、休ませてあげることが重要です。

錦鯉は世界中で飼育されていますが、日本ではブリーダーである養鯉場が新潟に集中しています。

豪雪と日本海から伝わる厳しい寒さの中でもしっかりと飼育させることができる魚なのです。

錦鯉の病気に注意する

野外で錦鯉を飼育する場合、室内以上に錦鯉特融の病気に注意しましょう。

野外であれば外部から池の中にさまざまなものや病原菌が入ってきます。

錦鯉の病気で代表的なものが「コイヘルペス」です。

コイヘルペス以外にも錦鯉の病気に関しては様々あります。

錦鯉の病気については「錦鯉の病気の症状と治療について解説 錦鯉の薬や予防方法も」に詳しい情報を掲載しています。

また、錦鯉の体調維持や病気対策として塩浴というものがあります。

塩浴については「錦鯉の塩浴 水槽で塩濃度表や計算方法、期間などを解説」に詳しい情報を掲載しています。

錦鯉の飼育のコツ 強い魚なので環境があれば初心者も飼育しやすい魚のまとめ

錦鯉は強い魚なので初心者でも飼育しやすい魚です。

日本ではあらゆる池や堀で錦鯉を見かけます。

ある程度の汚さであれば錦鯉は飼育可能で元気に過ごすことができます。

錦鯉を飼育するにあたりコツとしては、餌は5分から10分で食べ終わる量を与えます。

室内で飼育する場合、水槽内の匹数に気を付け、側面をきれいにしておくことで部屋全体のインテリアとして映えると思います。

唯一注意点としては、夏場室内の温度が上がり水槽に直射日光が当たりすぎると水温が上がり錦鯉に負担がかかる可能性があります。

最悪死に至ってしまうので夏場の高温には注意しましょう。

野外で錦鯉を飼育する場合、外敵の鳥に注意し病気にも注意しましょう。

それ以外は非常に強く生きることができる錦鯉です。

錦鯉は初心者に非常に飼育しやすい魚なのでぜひチャレンジしてみてくださいね。

あわせて読みたい