錦鯉の養殖について 養鯉場は儲かるのか年収から鯉養殖の求人など

錦鯉の養殖は近年注目をされているビジネスの一つです。

錦鯉は海外輸出が年々増加の傾向にあり、日本国内の市場も伴い膨らんできています。

今回は錦鯉の養殖は儲かるのか年収や求人、開業方法などを解説したいと思います。

錦鯉の養殖は養鯉場で行われる

錦鯉の養殖を行う場所のことを養殖場とはいわず、養鯉場といいます。

「養鯉場」と書いて「ようりじょう」と呼びます。

養鯉場では錦鯉の養殖を行っており産卵から出荷までを行っていることが多いです。

地域では、新潟県が最も錦鯉の養殖が盛んで特に、新潟県小千谷市は非常に盛んな地域です。

錦鯉の里と呼ばれる錦鯉をテーマにしたテーマパークがあったりと市をあげて錦鯉をビジネスにしています。

錦鯉の養殖は何をしているのか

錦鯉の養殖にはステップがあります。

春先から秋にかけてが錦鯉の養殖は忙しい時期で産卵から成長、販売までを行います。

大きく分けると5ステップに分けられ各養殖プロセスごと養鯉場ごとノウハウやこだわりがあります。

錦鯉の産卵受精

錦鯉はまず産卵と受精をさせ、錦鯉の稚魚(赤ちゃん)を孵化させるところからはじまります。

まず、いかに質の高い親鯉を用意するかがポイントです。

どの錦鯉をいつ掛け合わせて産卵孵化させるのかは各養鯉場のノウハウになります。

産卵受精は5月のゴールデンウィーク前からはじまります。

5月下旬から6月頃が産卵のピークで、気温は日中18度から22度程度になる春から夏前までが産卵の季節です。

多くが産卵用の人工海藻を産卵受精させる池のなかに入れ、つがいがオスを複数匹で池に入れ産卵、受精させます。

オスを複数匹入れるのは受精率を上げるためです。

ただし、どのオスの精子で受精したのかが判断つきにくいため、受精率は下がりますが、オスメス1匹ずつ入れ産卵受精させることもあります。      

どのように組み合わせするかは養鯉場のノウハウによるところです。

錦鯉は夜中から明け方にかけて産卵し受精します。

一回の産卵で数十万匹の卵を産み、孵化します。

なお、オスは2歳、メスは3歳になると大人になります。

錦鯉の卵から孵化した稚魚(赤ちゃん)は全長5~7mm程度の大きさで最初はプランクトンを食べ成長します。

錦鯉に限らず鯉の産卵方法は水産庁にもレポート化されており、人工産卵のノウハウが日本で確立されていることがわかります。

https://www.jfa.maff.go.jp/j/enoki/pdf/koihuna5.pdf

なお、錦鯉の稚魚のことを毛仔(けご)ともよびます。        

錦鯉の毛仔や稚魚については「錦鯉の稚魚の購入方法や飼育方法」に詳しい情報を掲載しているのでぜひ読んでみてください  

錦鯉を野池に放流

池

錦鯉の稚魚を野池に放流する作業です。

プランクトンを食べていた錦鯉の稚魚はミジンコを食べる程度に成長します。

ここから錦鯉はほかの錦鯉との成長の戦いが始まります。

いかに餌を食べ、大きく、質が高い錦鯉に成長するかが生き残りのポイントになります。

こればかりは養鯉場の方々は見守るしかありません。

錦鯉の選別

成長し始めた錦鯉は選別にかけられます。

選別は数回行われて、数万匹いた錦鯉は数百匹まで絞り込まれます。

この絞り込み方こそ錦鯉の養殖の醍醐味の一つです。

色、大きさ、質、骨格などをみて将来品評会で賞をとれそうな錦鯉に絞り込みを行います。

錦鯉の育成

その後も選別を繰り返しながら錦鯉を成長させていきます。

秋ごろには錦鯉は15cmから20cm程度まで成長します。

池に酸素を与え、温度管理をし、適正な量の餌を与え成長を促すという錦鯉の養殖ノウハウは各養鯉場でさまざまあります。

錦鯉の販売

ある程度成長した錦鯉の多くが販売されていきます。

販売先はさまざまで愛好家に直接販売されることもあれば錦鯉などの卸に卸されることもあります。

錦鯉の養殖を行っている方々にとって初めて収益化されるポイントで汗水かけて育てた錦鯉が無事に販売されるのは非常にうれしい瞬間です。

販売方法はオークションや養鯉場で直接購入する方法もありますが、最近ではインターネット通販も多く楽天市場などからでも購入が可能です。

錦鯉は海外輸出が盛んであり養殖も増えてきている

錦鯉は養殖から販売はターゲットを世界に向けて行っています。

近年海外で錦鯉を養殖するブリーダーも増えてきており1990年は50t程度だった輸出量が2017年には300t弱まで増えてきており世界中で錦鯉は飼育されています。

世界をターゲットに錦鯉が取引されており、70から80%程度は海外向け錦鯉の養殖だといわれています。

錦鯉の海外の状況については、「海外で錦鯉が大人気。人気の理由や反応に詳しく解説」で詳しく解説しているのでぜひ読んでみてください。

錦鯉の養殖は儲かるのか。

お金

錦鯉の養殖は儲かるのかという質問に対しては養鯉場によるという回答になってしまうと思います。

錦鯉は「泳ぐ宝石」といわれ、上記で解説した通り、海外で非常に人気があります。

一匹2億円で取引される錦鯉もあらわれており錦鯉バブルに近い状況です。

錦鯉の価格の最高値は2億円!?ハイパークラス錦鯉の価格について勉強する

そのため、品評会で勝ち抜く錦鯉を育てて海外のバイヤーや錦鯉愛好家に購入してもらえれば非常に儲かる商売だといえます。

しかし、小さな錦鯉の養殖場ではあまり儲からないと言っているかたもおり、閑散期の冬場には焼き芋屋さんの兼業で生計を立てている養鯉場の方もいます。

何の商売でもそうですが、儲かる儲からないは業界よりもその経営努力と手腕によって成り立つのだと思います。

養鯉場で働くと年収はいくら

錦鯉の養殖で生計を立てている養鯉場で働くと年収はどのくらいになるのかという質問がよくあります。

錦鯉の養殖は上記で説明している通り非常に大変で肉体労働です。

生き物を相手にしている商売なので休みは少なく、第一次産業で地方が多いため年収は正社員で250万円から350万円程度の方が多いのではないかと思います。

以下で養鯉場の求人例を載せておくので参考にしてみてください。

https://en-hyouban.com/company/10105329492/

https://job.j-sen.jp/hellowork/detail_07040-18335101/

http://extra.kyujinno.info/pref-niigata/?t_area%5B%5D=01&t_industry%5B%5D=l

錦鯉の養殖について 養鯉場は儲かるのか年収から鯉養殖の求人などのまとめ

錦鯉の養殖を行っている場所を養鯉場といいます。

錦鯉の養殖は日本では新潟県などが有名で生産が盛んです。

養殖は5つのポイントに分かれており養鯉場により独自のノウハウがあります。

流れとしては、錦鯉の産卵受精、錦鯉を野池に放流、錦鯉の選別、錦鯉の育成、そして販売という流れです。養殖した錦鯉は海外へ取引されることが多く、海外市場には非常に伸びています。

全体の70から80%は海外用に養殖されています。

錦鯉は「泳ぐ宝石」ともよばれており、高値で取引もされます。

2億円の高値を付ける錦鯉も登場し、一攫千金が狙える養殖産業だといえます。

ただし、小さな養鯉場などは経営が厳しいところも多く経営努力が必要なのはほかの業界とも同じです。

錦鯉の養殖は社員として働くのは非常に肉体労働で生き物相手のため休みの少なく大変な仕事です。

年収としては250万円から350万円程度の養鯉場がおおいように思います。

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