鯉料理は奥が深い。おすすめの鯉料理と東京で食べられる鯉料理店

錦鯉が好きな方であれば興味本位でも一度は食べてみたい料理として鯉料理があります。

魚料理は一般的ですが鯉を食べることは少ないと思います。

郷土料理として地方では食べられており、今回は鯉料理について詳しく解説したいと思います。

鯉料理が有名なのは長野県佐久市


鯉料理が有名なのは長野県佐久市が有名です。

長野県佐久市は都心から高速道路で向かうと軽井沢を超えたあたりにあります。

新幹線では北陸新幹線の佐久平駅あたりになります。

佐久鯉という名前で地域団体商標登録の認定を受けています。

食べるのは錦鯉ではなく真鯉という種類で3年目の真鯉が出荷されます。

錦鯉であれば冬場はヒーターなどを利用し暖かくすることで成長を早めますが、料理用の鯉の場合、冬場は冷たい水のまま成長させるため成長が遅いです。

成長が遅いほうが臭みがなくおいしい鯉になります。

3年目の鯉でも大きさは1kg~2kgほどです。

錦鯉であれば大きいものは70cm、5kgを超える鯉もいるので大きさの違いがわかります。

長野県佐久市内で鯉料理を食べられる店舗は25店舗以上ありお土産としても駅のホームなどで販売されています。

冠婚葬祭などでも鯉料理は提供され長野県佐久市の強度料理だといえます。

長野県佐久市ではスーパーで料理用の鯉が売っている

長野県佐久市では鯉料理を店で食べるだけではなく自宅で調理し食べることもあります。

スーパーなどでも鯉は鮮魚売り場で売られており一般的です。

スーパーでは鯉料理の作り方のレシピも置かれており、珍しい光景を見ることができます。

代表的な鯉料理は鯉こくや鯉のうま煮

鯉料理は様々なものがありますが、代表的な鯉料理名は鯉こくや鯉のうま煮、鯉の洗いなどです。

レシピとしては以下などです。

鯉こく

鯉こくは鯉を味噌で煮込んだ郷土料理です。

鍋に鯉の切り身を並べ味噌と砂糖、酒、水を入れ1時間半~2時間ほど煮込んだ料理です。

鯉のうま煮

鯉のうま煮は鯉をしょう油で煮込んだ郷土料理です。

鍋に鯉を並べ、しょう油、酒、砂糖、水を入れ2時間程度焦げ付かないように煮込みます。

鯉の洗い

鯉の洗いは簡単にいうと鯉の刺身です。

通常の刺身とは違うのは刺身にさばいた段階で湯あらいし、一度氷水で締めます。

氷水で締めることでコリコリとした触感になります。

鯉の洗いですが一般的にはしょう油ではなく酢味噌で食べることが多くしっかりと洗いにされた鯉であれば臭くなく非常にうまみがつよいお刺身です。

鯉の味噌汁

味噌汁の具材として鯉を利用したものです。

きわめて家庭的な料理です。

骨ごと煮込むのでおいしい出汁がでます。

鯉の骨が大きいの味噌汁を飲むときに飲み込まないように注意しましょう。

鯉のから揚げ

鯉をから揚げにした料理です。

福島県郡山市のホームページに掲載されている郷土料理です。

鯉は比較的脂が多い魚なのでから揚げは相性がよいと思います。

鯉の塩焼き

シンプルな鯉の塩焼きです。

鯉はどうしても臭みを感じやすい食材なだけに非常に難しい調理方法だと思います。

おいしい鯉の塩焼きに出会えたら相当料理上手な方が作られたのだと思います。

鯉の中華甘酢あんかけ

鯉のから揚げに甘酢あんかけをかけたものです。

中華料理として提供されています。

中国では淡水魚を提供されることが多く、中華料理にすることで臭みなく食べることができます。

ゲバッケネ・カープフェン

ゲバッケネ・カープフェンという名前から全く何の料理か想像がつきませんが、ドイツの鯉料理でフライです。

鯉を丸々揚げていることもありドイツ料理らしいフライです。

錦鯉のドイツ鯉もウロコがないのは調理がしやすいことを目的に品種改良されたこともありドイツでは観賞用のドイツ鯉だけではなく食すための鯉も生産されています。

また、クリスマスに食べる鯉料理もあります。

東京などでも鯉料理を提供している店がある

鯉料理を地方ではなく、東京など都心で食べる場合、うなぎ屋やどじょう料理のお店などに置かれていることが多いです。

東京に鯉専門店というのはほとんどないのですが、鯉料理も提供している店舗は多数あります。

高級な料亭などの場合、池の錦鯉を鑑賞しながら鯉料理を食べる・・・何てこともあるかもしれません。

比較的高級料理店で食べられることが多い鯉料理ですが、東京で食べる場合、以下などの店が有名です。

鯉とうなぎのまるます家

店名に「鯉」という文字が入っている数少ない鯉料理を提供している居酒屋です。

鯉料理はうなぎ屋などの高級料理店で見かけることが多いですが、鯉とうなぎのまるます家は午前中から営業しているザ居酒屋という感じの店舗です。

価格は鯉の洗いが400円、鯉こくが300円、鯉のうま煮が650円と非常にリーズナブルな価格です。

川千家

創業250年と非常に歴史がある鯉料理の店です。

鯉は福島県産の鯉のみを利用しているようです。

お祝いの席や法事などにも利用できるようなお店でコース料理が中心です。

単品の場合価格は、鯉 あらい780円、鯉こく780円などです。

葛飾柴又にあり数々の有名人著名人も訪れている老舗鯉料理店です。

鯉料理は奥が深い。おすすめの鯉料理と東京で食べられる鯉料理店のまとめ

鯉料理は長野県佐久地方で有名な料理ですが全国で食べられています。

食用の鯉は錦鯉ではなく真鯉という鯉です。

有名な鯉料理としては、鯉こく、鯉の洗い、鯉のうま煮などですが、中華料理やドイツではクリスマス料理などでも鯉が食べられています。

東京でも鯉は食べることができうなぎ屋やドジョウ料理店などで提供されています。

ぜひ興味があれば鯉料理を食べてみてくださいね。

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